ご案内
剣道を通じて人間形成を学ぶ
司馬遼太郎の長編歴史小説『坂の上の雲』のまち、愛媛県松山市の中心部に位置する毘沙門坂の一角に、当道場があります。
作品の如く、登って行けばやがてはそこに手が届くと思い登って行った先人達のように、数々の大会でタイトルや栄冠を手にしております。
設立 平成元年7月15日
信念
流した汗は嘘をつかない
館長挨拶
中野 善文 教士7段
大学を卒業し、郷里愛媛にて「いで湯と城と文学のまち」松山で少年剣道に携わってきて32年、そして平成元年に日本三大平山城である松山城を見上げる地に愛媛成武舘を設立し、早くも30年余りの月日が流れました。
近年の子供たちの体力低下、若年層におけるモラルの低下や少年犯罪の増加など、社会情勢の変化の中、平成24年度から中学校では武道が必修科となります。
武道の特性ともいえる端正な礼の指導、他人を尊重し思いやる道徳心、技術指導を通した体力・技術の向上などは、生徒の耐性や社会的態度を身に付ける上で非常に有効であると考えられています。
学校現場でさまざまな課題を抱えている今日、武道の教育的価値が強く求められているのではないでしょうか。
これからの国際社会において、世界に生きる日本人を育成していく観点からも大変価値あるものです。
このように我が国特有の伝統と文化である武道が見直される中、愛媛成武舘では、剣道を通して子供たちの心身を鍛え、たくましく礼儀正しい人間形成を指導方針として掲げ、青少年の健全育成を目指しています。
成武舘道場の手ぬぐいには「信念」という言葉が書かれています。
「正しいと信じる自分の考え」です。
私は、大学在学時の恩師の生き方、考え方に多大な影響を受け「自分も一生剣道に携わっていきたい」という思いを持って帰郷し、その気持ちが道場創立に繋がりました。
もちろん成武舘という道場名も恩師の命名によるものです。
以来、多くの子どもたちと汗を流してきました。
「信念」を持っている子ども、必ず「夢」をかなえています。
これからもこの指導方針のもと、一人ひとり「信念」に基づいた「夢」の実現のため、ともに汗を流したいと思います。